秋の晴天は、見ているだけで気持ちがよく、いつまでも見ていたくなりますね
でも、いつの間にか、今年も残り2か月を切りました。短い秋になりそうです

今回は、週末にYouTube動画を見ながら考えたことをお伝えします
動画は、ハワイの物価が恐ろしく上がっている、ことを現地から伝えてくれる内容でした

カフェのドリンク代が2杯、円で2000円近く、ソフトクリームが1000円程度。
ここはやせ我慢したとしても、現地の人が使うスーパーで牛乳が800円、玉子も800円、カレールーも…では、日本人感覚なら大騒ぎではないでしょうか

一方で、国内の状況に目を向けると、少しずつ物価が上がってはいるようですが、諸外国の状況と比べれば、あるいは世界的なエネルギー危機、高騰を考えれば、抑制的といえるでしょう
私のような庶民にはありがたいことです

この日本のありがたい状況は、なぜ実現しているのか? ここが注目点です
読者の皆様なら、どう回答されますか

新聞やニュースを見ると、主に下記2点が象徴する政策のおかげのように思われます

・ガソリン代抑制のため、巨額の国費拠出を行った
・米国や欧州等で、ゼロ金利からの金利上昇ご続く中、日本だけはゼロ金利を堅持。企業も個人も、借入金利は最低レベルが維持されている

ご承知のように、日本は、“失われた30年”という言葉が象徴するように、成長力を失って久しい借金大国です
補正予算どころか、国家予算を国の収入だけでは組めず、毎年赤字国債を積み上げ続けています

ゼロ金利維持の反動は日米金利差にはね返り、ドルに対する円安の進行は目を見張るほど
石油やガスなどエネルギーの大半を輸入に頼る国ですから、その分購入額も大幅に上がります

高く買ったエネルギーの価格を抑えるために、さらに国費を投じる…
もはや、考えるのが嫌になりますが、要するに、国はひたすら借金を増やしながら、私のような庶民の目先の出費を抑えてくれている、ということ

では、その膨れ上がる莫大な借金を背負うのは誰か。後の世代、つまり我々の子や孫の世代です。
本来は、子や孫のために歯を食いしばるのが親の役割のはずなのに。本当に情けない話です

明らかになった気候変動は、世界各地に異常な水害、山火事、干害などの被害もたらしています
日本もその影響を逃れることは難しい
やけに暑くて長い夏と短い秋は、その予兆です
そのうえ、大借金

我々大人が、この窮地を乗り越え、衰退しきったこの国を再成長させ、少しでも子や孫の負担を軽減するために、何ができるか

国力の基は産業力、産業力の基は人材力、人材力の基は教育力

幸い、私の現職の使命は学校への貢献です
少しずつ長くなる秋の夜長の時間を使って、考えてみようと思います
私にも何かできることがあると信じて

今日はここまでです