7月も後半。夏本番ですね
新幹線の移動で、よく車窓の風景を見ます
この間、田植えが終わったなと思ったら、もう稲がすくすく育ち、緑一色です
どの学校も夏休みに入り、いつもより少し余裕がある表情をした子供たちとすれ違います
私の子供時代は、田舎の学校では夏休みもクラブ活動に参加するぐらいしか、
ほかにやることもなく、毎日部活ざんまい
今は、学期中も夏休みも関係なくインターネットがあります。ラインでもなんでも、連絡しあおう
と思えば、自由自在また、ネットのゲームも、その気になればし放題
まさに、自律や自考、社会への関心、視野の広さや探究心の有無が、
誰もが等しくもつ時間を意味のあるものとするか、無為に過ごすのかを左右します
そういう意味で、一人ひとりに、日々の学校生活や家庭で、まず何を獲得させるのか。
この優先順位が決定的に重要だと感じます
選択肢(誘惑)が乏しかった時代と同じでは、個人差が拡大する一方でしょう
では、何をするか
「時間を大切に」と何度も言えばいい、というものでもない
むしろ、自己管理を求めたうえで、無為に過ごして後悔する経験も必要。経験して初めてわかることもあります
自らを律し、選び、問題や困難を乗り越え、失敗もして、そこから何かをつかむ
スマホやPCでは味わえない様々な生身の経験を積み、目の色、表情、姿勢、関心の幅を拡げて、元気に新学期を迎えてほしいと思います
では先生方はどうでしょう?
経験を積み、何かをつかむ夏休みを過ごしておられるでしょうか
まさか、今でも部活ざんまい…
もちろん部活も大切な成長機会だと思います
でも変革期は、教師にも、生徒以上の成長を求めます
子供たちにとって貴重な時間は、先生方にとっても貴重な時間です
さぁ、私も夏休みならではの貴重な経験を積みたいと思います
もし、夏休みがとれたなら…