2月半ば
まだ寒い日が続きますが、青空を見あげれば、それだけで気持ちが明るくなります

本日は、目に留まった高校生の就職活動についての新聞記事を見て感じたことです

以前から、就職を希望する高校生が「一人一社しか応募できない」という話を聞き、そんな職業選択の自由を妨げる慣行がなぜ維持されるのか、許されるのか、不思議でした

記事によれば、和歌山など一部の県が複数応募が可能になった、とのこと。これは当然
続けて、大阪府が2022年度から複数応募を可能にする。ただし、「応募できるのは2社まで」
意味がわかりません

完全な自由化を見送った府の理由は、「セーフティーネットが必要」と書かれていました
読者の皆様は、これ、どう思われますか?

未だに職業選択の自由を侵害する慣行が全国的に廃止されていない理由がわかりませんが、それを別にしても、“セーフティーネット”とは?
誰の?何の?

厚労省の調査では、就職した高校生の3年以内の離職率は4割あるそうです

理由ははっきりしています
どう考えても、1人1社しか応募できないなかで決めた就職先とのミスマッチが生じる確率は、複数の選択肢の中から選んだ場合より多いから

1人1社論者、あるいはセーフティネット論者の方々は、「とにかくどこかの会社に正社員として就職させてあげる」ことが、学校の使命?教師の使命?大人の使命?と思っておられるのでしょうか

そのくせ、いったん就職した後の離職は、本人の自己責任だ、ということでしょうか

18才はもう「大人」
辞めるのが自由なら、就職するのも自由
自由には責任がセットです

一見面倒見のよい、学校満足のゆがんだ使命感ではなく、

社会人として自身の人生を切り開く大人に必須の「自由と責任」の意味を腹にたたき込む

子供を本物の大人にする教育を、使命感をもって実行していただきたい

心から、そう思います

高校は、子供が大人になり、社会人になる準備をするところ
社会情勢に合わない前例踏襲はやめませんか
そう考えました

どころで、この私の意見は、どこに、誰に、伝えればいいのでしょう
やはり、よくわからない話です