6月も半ばを過ぎました
初夏の日差しを受けながら、マスクをして坂道を登ると、すぐに一休みしたくなります
昨年の夏にも、大汗をかきながら、来年はワクチンによってきっと…
と思っていましたが、残念ながら試練はもう一年続く気配です
でも街には未だに臨時休業の店舗がある中ですから、こんな試練ぐらいで泣き言は言えませんね
さて、本日のテーマは挑戦
この難局にあってもあきらめず、新たな一歩を踏み出し、
試行錯誤を重ねて乗り越えようとする逞しさ、挑戦心を育む教育について考えたことをお伝えします
私には企業人として、大切にしてきたスタンスがあります
以前、ある企業経営者のコメントが心に響き、常に意識するようになりました
一番いいのは、挑戦し、成功する人
次は、挑戦が報われず失敗する人
一番ダメなのは、挑戦しない者だ
読者の皆様、どう感じられましたか?
学校ではどうでしょうか
授業に読み替えてみます
一番いいのは、積極的に発言し、正解した生徒
次は、積極的に発言、でも正解ではなかった生徒
一番ダメなのは、黙って挙手もしなかった生徒
先生方は、二番目の挑戦者を讃えていますか?
最後の沈黙者よりも
経営者の言葉の核心は、挑戦することの価値にあります
社会に出れば、教科書通りの正解などなく、答えを教えてもらえるわけでもない
何かを成そうと思えば、失敗を恐れず前に出るしかありません
正解者だけを賞賛する正解主義は、この前に出る挑戦者を萎縮させます
自信がなければ黙って下を向いておこう、恥をかきたくない…
挑戦の価値がわかっていない者に、挑戦者を育てることはできない
思い返すと、小学校→中学→高校、周りから挑戦者が減り続けたように思います
失われた30年、新しいものを生みだす力が衰えたと言われ続け、新規開業率も低い日本
この逆境を克服する原動力は人の力であり、
その元は教育力です
すべての学校で、挑戦心を育む教育が実践されることを願います
一社会人として私も、挑戦する姿勢を持ち続けようと思います