もう3月
未だ視界は晴れませんが、春は確実に近づいています
医療現場を含め、状況が好転してきたと聞くと、まだ医療現場で奮闘している皆様への感謝とともに少し安堵と希望を感じます
昨年の緊急事態にともなう休校は、公立、私立にかかわらず、すべての学校に影響を与えました
同時に、対象となった子供たちにも
年度末の総括とともに、子供たちに与えた影響、あるいは、そこで明らかになったことを考える時期ではないでしょうか
どういう資質、志向、タイプの子供たちが、休校期間が長期化する中でも学びを止めなかったか
停滞した子供たちとの違いを生んだ要素は何か
入試が一段落し、各校を訪ねてお話を伺っていると、コロナに翻弄された生徒たちの話題が出ます
大学受験に臨んだ高校3年生は、本当に大変だったと思いますが、18才はもう大人年齢です
それなりに自己管理する意義を理解しており、程度の差はあれ、自学を進められたのではないかと思います(願います)
では、中学生はどうでしょうか
家庭環境の違いは確実に影響していると思いますが、これは子供自身にはコントロール不能です
それ以外の要素では、やはり自律性の高低が大きく影響したのではないかと考えています
読者の皆様、実際にはどうでしたか?
休校を単なる思い出にせず、検証し、結果を共有し、今後の教育活動に活かしていただきたいと思います
私は、この自律性は、“自分に向きあう習慣”を早くからもつことで培われると考えます
つまり、親や教師、周囲が過保護に干渉し過ぎず、世の中の道理や善悪、自分自身について洞察し、自覚し、考える習慣を持たせること
遅くとも中学入学と同時に、できれば小学校以下の幼少期に習慣化できればと思います
もちろん、そんなことを考えた記憶がほとんどない私自身の小学校、幼稚園時代を思い出しながら書いています
私の場合は、親がそれほど過保護であったとは思いません。私自身の思考と当時の学校教育の不足が原因だと思います
世界を見渡し、日本の現状を直視すると、これから社会に出る子供たちは、我々世代より困難な時代を生き抜かねばならないでしょう
そのためには、我々世代以上の資質、能力の獲得に導き、送り出すことが、すべての親の責任であり、学校の責任です
忘れられない2020年度が終わるまでに、やるべきことに集中し、思考、行動しましょう
もちろん、私もその一員です
本日、ここまでです