もう11月も半ば

秋晴れの青空の中、新幹線の窓から眺める山々の眺めからも秋の深まりと冬の始まりを感じます

九州出身の田舎者は、自然が身近にある方がほっとし、落ち着くのだと実感します

さて、皆様は「早寝早起き朝ごはん」運動をご存知でしょうか

「早寝早起き朝ごはん」全国協議会という団体による「早寝早起き朝ごはん」の効果についての調査結果を見る機会がありました

子どもの頃に「早寝早起き朝ごはん」の習慣があった人は、大人になってから自尊感情、規範意識をもち、仕事にやりがいを感じる人が多い

同じく、朝早く起きて運動、お手伝いなど活動していた人ほど、大人になってからの資質、能力が高く、普段の生活が充実している

一方で、テレビゲームでは、このような傾向にはならない

といった調査結果が出たそうです

なんの違和感もなく、誰もがそうだろうと思う

調査結果です

一方で、こういう運動があること自体、実際には

少なからず、「遅寝遅起き朝ごはんなし」の子どもたちがいる、あるいは増えている現実を示唆しています

思えば私の二人の娘も、残念ながら遅寝遅起きだったと記憶しています

二人とも食いしん坊ですから、朝ごはんは食べていたと思いますが…

良識ある人なら、子どもにとって「早寝早起き朝ごはん」と「遅寝遅起き朝ごはんなし」のどちらがいいか、考えるまでもないでしょう

それなのに、現実はなぜ逆行していくのか

その原因を象徴するのがスマホ

大半の社会人、そして学生や子どもたちにも不可欠なモノとなったスマホ

功罪両面で、影響力の大きさは絶大です

もちろん私自身もこの影響下にあります

最も影響を受けたのは時間の使い方

比類なき便利さと同時に、深刻なマイナスが生じている事実も明らかです

 昼夜逆転…

 ネット依存、スマホ依存…

    歩きスマホ…

 ネットいじめ…

そして、多くの書店が閉店し、大学生の無読書者の多さ、勉強時間の少なさを懸念する声

言われたことをするのが仕事と勘違いした指示待ち、思考停止の新入社員、若手社員の増殖

大学改革、働き方改革、生産性向上といったかけ声が虚しく聞こえてしまうことがあります

でも、ここで堪えてもう一歩深掘りします

懸念の声が高まる中でも、泰然と読書し、思考し、自学探究し、行動する人たちもいます

つまり、二極化

そうです

私たちの年代は、子どものころにタブレットPCもスマホもインターネットもなかった

自然と本を読み、早寝早起きにもなりました

当時そうは思いませんでしたが、言ってみれば不便の効用です

このスマホ時代に、自分の時間を客観視し、スマホ依存を抑えて行動できる子どもや学生の精神力、成長力は当時の我々の比ではないと思います

すべての学校が、この自己抑制力、読書力、行動力の涵養を目標とする

そして身近な大人である我々が踏んばって少しでも範を示す

私も少しでも努力しようと思います