10月です

待ち遠しかった秋

秋晴れの青空を見上げると、それだけで気分がいいですね

今回は、世界の最大関心事の一つに浮上しているワクチンの開発、配布の動向について、感じたことをお伝えします

米マイクロソフト創業者でビル&メリンダ財団を通じて慈善事業に取り組むビル・ゲイツ氏が指摘するワクチン・ギャップ

ゲイツ氏は開発が進む状況に期待感を示しつつ、経済力をもつ国々が繰り広げる国際的な入札競争と貧困国とのギャップ拡大に警鐘を鳴らしています

この貧困国を取り残さないアプローチは、純粋に利他的な視点、つまり、

世界中の誰もが利他的な行動をとる人たちになれば、不幸な人は一人もいなくなる、

という理念だけではない

コロナ危機は、世界のどこかで感染が続く限り、どれだけ豊かな国も感染リスクから逃れられないという危機の本質をふまえています

しかし、実際の動向はどうか

まずは自国民すべてにいきわたる数を確保し、そのあと他国の支援をする、

という一見妥当な対処を我慢する

そのうえで、それほど喫緊ではない自国民への供給より貧困国への支援を優先する、

という対処ができる国々がどれだけあるだろうか

もちろん、冷静に見れば「喫緊ではない」としても、心配だからワクチンを、という人たちは大勢いるでしょう

心配するのはもっともだし、その人たちは、何ら非難されるべき主張もしていません

 

さぁ、読者の皆様が国策を導く立場であれば、どうしますか

公立、私立を問わず、すべての学校関係者が、志を持ち社会を支える人材の育成に心血を注いでおられること、日々実感しています

この「社会」とは、〝自国“だけではない〝世界“である

本物のグローバル教育の実践と体現が、われわれ社会人一人ひとりに求められている

そう実感します

 

世論に敏感な新首相の決断と行動に注目しようと思います