こんにちは。コアネット教育総合研究所嘉村です。

8月に入り、連日の猛暑続きです
日頃ご多用な先生方も、お盆の前後だけは、夏休みですね

せっかくの休暇ですから、日頃はやりたくてもできないことに、
時間使っていただきたいと思います

 
私自身はこのところ久しく、お盆に休みを取ったことがないのですが、
お盆中は外出がないため、夕刻に時間が取れる日があります

遠くには行けませんが、今年は時間ができたら本屋に行こうと決めました
今回は、先日行った本屋でぶらぶらしながら感じた事です

 
行ったのは、数フロアに分かれ、専門書も多く、
様々なジャンルの本や雑誌がある大規模な本屋

本探しをする人たちも実に多彩です
お盆休みに読むためか、何冊も抱えて歩く人も珍しくありません

でも、よく見ると日本人ばかり
最近、街を歩くとよく見かける外国人の姿がほとんどありません

 
なぜでしょうか

 
そうです。見渡す限り、何万冊もあると思われる本のほとんどは、日本語です

 
以前、ドイツにいる娘が半年ほどで、電話でドイツ語で会話しているのを聞き、
驚いた経験があります

きっとドイツの本屋には日本語の本は少ししかなく、街と周囲もドイツ語ばかり
その中で生活し、通学し、生きるためには、歯をくいしばってドイツ語を話すしかない

 
一方、日本の私は、天井まで並んだ日本語の本に囲まれ、
日々、これでもかと顧客への利便性提供を競う社会に生きています

どんどん便利になる。しかし同時に、自ら考え、判断し、
食らいつき奮闘する必要がない毎日に慣れ、それが普通になっていく

大人がそれに無自覚となり、子どもたちがそうなっていくことにさえ、
無自覚となってはいないだろうか…

本当に子どもたちにとって大切なことは何か
自ら考え、判断し、食らいつき奮闘する機会に溢れた教育環境をどうすれば創れるか

 
まず私たち大人が、立ち止まって考えなくてはならないのではないか、そう感じました