こんにちは。コアネット教育総合研究所嘉村です。

7月に入りました
いつの間にか、蝉の鳴き声を耳にして、そろそろ夏本番を感じます

さて本日は、「世界初のブラックホール撮影」の舞台裏を紹介する
テレビ番組を見ながら感じたことを、お伝えします

ハワイ、チリ、メキシコ、スペインなど6箇所の望遠鏡をつないで、
地球サイズのとんでもなく大きな望遠鏡をつくる…

そんなアイディア自体に浪漫を感じますが、もちろん簡単なはずはなく、
構想から10年以上の歳月をかけて、ついに世界初の快挙を成し遂げた、とのことでした
 

ブラックホールの存在を理論的に予測したのはアインシュタイン博士
しかし、あまりに遠い宇宙の話で、誰も見たことはなく、
それを可能にしたのが地球サイズの望遠鏡。多国籍の
科学者たちの執念が遂に不可能と思われたことを実現した…
 

概要をニュースで聞くだけなら1分
 

でも、球面上にある6箇所の望遠鏡に光が届く時間は微妙に違い、
更に地球は自転しているため… などと聞くと、文系人間の私の頭脳は、
思考をやめてしまいそうになります
 

でも、それでいいのか
もちろん、よくない

気候変動、貧困、紛争
どうすれば解決できるのか、現時点では残念ながら打ち手を見いだせない
しかし、世界中の人たちが知恵を出し合って解決しなければならない難問があります

これか社会に巣立つ子どもたちは、我々が生きた時代より、
過酷な時代を生きていくことになるでしょう
 

もちろん希望はあります

文系人間には想像もできなかった方法で、ブラックホールの撮影に成功する
不屈の多国籍チームも存在しているし、今も次の課題に挑んでいます

様々な領域で挑戦者たちが現れ、試練を乗り越えて、
世の中を一歩ずつ前に進めてくれるのではないか
これこそまさに、学校、教師の使命そのもの

そのためには、「文系だから数学は…」とか、「理系だから国語は…」とか、
「受験に関わらない芸術は…」といった薄っぺらい、近視眼的な分類はもういらない

自分の頭で考え、広い視野と社会への関心・感度をもち、
壁にぶつかっても視点を変え、試行錯誤しながら前に進もうとする挑戦心をもつ人へ
 

私自身、文系人間という言い訳を捨てて、遅まきながらでも前に踏み出さないと
さて、どこから始めればいいのでしょうか
誰か教えて…

おっと、もう依存心が。言うは易し…