こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

こと座のベガは別名「織姫星」と言います。そして、わし座のアルタイルは別名「彦星」です。はくちょう座のデネブとともに夏の大三角を形成する2つの星は、天の川を挟んで、夏の夜に明るく光って目立っています。

しかし、七夕の日に雨が降ると、天の川の水かさが増して、年に1回しか会うことが許されていない織姫と彦星は会うことができません。今年も東京は雨でした。

七夕に降る雨のことを「催涙雨」というらしいのですが、親に仲を引き裂かれた2人は、年に一度の再会の日に会えないことで涙が催されるのでしょう。

過去10年調べてみると、7月7日に東京で晴れていたのは2回しかないらしいです。そもそも日本列島は梅雨のさなかです。お二人にとってはかなり厳しい状況ですね。

そして、今年はこの催涙雨は、九州をはじめ各地で水害や土砂災害を引き起こすことになってしまいました。被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

織姫さん、彦星さん、あなた方が会えない寂しさは分かりますが、あなた方が思い切り泣くことで、地球上の多くの人が泣く羽目にあっています。もう少し気を強く持って、来年まで我慢してください。

そういえば、地球上では、コロナのせいで、何ヶ月も会うことができなかった恋人同士もいたのでしょうね。

地球上には辛いことが多いです。辛い日々が早く過ぎ去ることを祈ります。
ウイルスも自然災害も仕方がないことのようにみえますが、私は人間が引き起こした災害だと思っています。

地球を恋人同士が安心して会える星にしていきましょう。