こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。
横浜の港の近くに「横浜市開港記念会館」という建物があります。横浜開港50周年を記念して、1917年に建設されました。時計塔のある赤煉瓦の素敵な建物です。大阪中之島公会堂とともに大正期二大公会堂建築のひとつと言われているそうです。
今から100年前にあたる1919年1月27日、この場所で、「中学関東学院」の開校式典が行われました。横浜バプテスト神学校を源流とするキリスト教主義学校が東京から横浜に移転し校名を変更して新たにスタートしたのです。
そして、2019年1月27日、「関東学院中学校高等学校」の100周年記念式典が開催されました。ちょうど100年後にあたる日、同じ場所で100周年を祝う会が行われたのです。
開港記念館も関東学院も、関東大震災や太平洋戦争の戦火をくぐり抜け、100年もの間、営々とその使命を貫き通してきました。
100周年記念式典は、神奈川県知事など来賓の挨拶を含め、歴史と伝統を感じる厳かな会として執り行われました。
そして場所を神奈川県民ホールにかえて、引き続き記念音楽会が開かれました。関東学院といえば、マーチングバンド、オーケストラ、ハンドベルの各クラブが全国レベルの実力を持っていることで有名です。
この日も、その生徒たちの実力が余すことなく発揮されていました。収容人数2千人を超える大ホールで各部とも堂々と素晴らしい演奏をしていました。
この横浜の地で100年間、歴史と伝統を積み上げてきた関東学院の面目躍如を感じさせる素晴らしい記念式典でした。
◇記念式典で挨拶をする冨山校長先生