こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

先月(2019年3月)、熊本大学教育学部准教授の苫野一徳さんの著書「『学校』をつくり直す」(河出書房新社)が出版されました。

◇学校は何のためにあるのか → 「自由の相互承認」の感度を育むことを土台に、すべての子どもが「自由」に生きられるための「力」を育むため

◇学校を改革する方向性 → 学びの個別化・協同化・プロジェクト化

というシンプルかつ含蓄の多い表現で、学校を改革する方向性を示しています。

今日の学校の問題は「みんなで同じことを、同じペースで、同質性の高い学級の中で、教科ごとの出来合いの答えを、子どもたちに一斉に勉強させる慣習的なシステム」にある、という問題認識は私も同感です。

私もこれまで様々な場面で同じことを言い続けてきました。そして、個別学習と探究学習の組み合わせで改革していこう、という考え方も一致しています。

私が言いたいことをきちんと整理して分かりやすい表現でみなさんに伝えてくれているようでとても嬉しいです。

ぜひ、みなさんもお手に取ってお読みください。