こんにちは。コアネット教育総合研究所松原和之です。

今日は7月7日、七夕ですね。
七夕は彦星と織姫が年に一度だけ会うことができるという伝説をもとにした行事ですよね。

この七夕伝説の発祥地は宗像大社中津宮だとご存知ですか。

中津宮には、湧き水の流れる天の川をはさみ、織女神社と 牽牛神社が鎮座しています。毎年旧暦の七夕には七夕祭りが開かれていますが、この歴史は鎌倉時代まで遡ることができるそうです。

宗像大社といえば、昨年、日本で21件目の世界遺産に登録され、一躍有名になりました。

宗像大社は沖津宮、中津宮、辺津宮の3つの神社で構成されていますが、中津宮、沖津宮は遠く離れた島にあります。特に、沖津宮は本土(九州)から60kmも離れた孤島、沖ノ島にあります。

沖ノ島は、4世紀後半から約500年間にわたり、ヤマト王権による国家的な祭祀が執り行われた遺跡があり、島全体が信仰の対象となっています。このため「神宿る島」として現在でも厳しく入島を制限され、遺跡がほぼ手つかずの状態で遺されています。

沖ノ島から出土した遺物はなんと8万点も国宝に指定されています。辺津宮に神宝館(博物館)が併設されており、それらの国宝を多く見ることができます。

私も先日、辺津宮と神宝館を訪れましたが、三角縁神獣鏡や金銅製龍頭など、約1000~1500年前の秘宝が所狭しと並べられていました。これまで全国の博物館等をだいぶ見て回ってきましたが、こんなに国宝や重要文化財ばかりを並べて展示しているのは見たことがありません。

霊験あらたかな宗像大社をお参りし、たくさんの秘宝を見ることで、改めて悠久の日本の歴史に思いを馳せることができました。

日本にはまだまだ知らない所がありますね。残りの人生はそれほど長くないと思いますが、まだまだ学ぶことはたくさんありそうです。死ぬまでアクティブ・ラーナーでいたいと思います。