こんにちは。コアネット教育総合研究所の松原和之です。

ほぼ毎日思うことがあります。50年以上も生きているのに、世の中には知らないことばかりだな、と。
幼稚園から数えれば20年近くも学校に通って、毎日6時間ぐらい授業を受けてきて、まだ知らないことばかりなんだな、と。

もしかしたら、習っているのに忘れているのかもしれません。授業中よそ見をしてたので、先生がおっしゃったことを聞き逃していたのかもしれません。それにしても、恥ずかしながら、この歳になって初めて聞くことが多いです。

ボーっと生きてんじゃねーよ!
って、チコちゃんに毎日怒られそうです。

こう見えても(私を見たことがある方は少ないかな?)、TVでやっているクイズ番組なんかの問題はほとんど答えられます。クイズ番組で優勝賞金稼ぎしたら儲かるだろうな、と思ったことも何度となくあります。

でも、生きていると知らないことに、しばしばぶち当たります。
世の中って奥が深いんですね。

というか、昨日は未来だった今日が、毎日毎日訪れているんですものね。そりゃ知らないことがたくさん増えていってますよね。

1日長く生きれば、その1日で私が知ることより、知らない新しいことが増えるペースの方が速いでしょう。確実に、知っていることより、知らないことの方が増えていっているに違いないです。

新しい知識って、私が認識できている世界の中でどこに位置づけられるかを決めて、1つ1つ脳にはめていく作業ですよね。大人になると、既習知識・既成概念との関連の中に新しい知識を関連付けてはめていきます。
しかし、子どもは頭が柔らかくキャパシティも多いから、既成概念がなくても、どんどん新しい知識を吸収していきますよね。

知識はインプットばかりしていると、頭の中の整理がつかないまま、バラバラに存在することになります。それは、うまく使えないばかりでなく、時間が経つと忘れていってしまう原因にもなります。たまには思考して表現(アウトプット)して、インプットした知識を整理すると良いと思います。そうすると、既習知識との関連性も認識でき、深い学びとして定着します。

チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られないためにも、バラバラに浅い知識をインプットするのではなく、知識同士の関連を捉えた深い学びで知識を獲得することをお勧めします。

私は、もう既に、チコちゃんに叱られないギリギリのラインで生きていくのが精一杯です。

若い人たちは、ぜひ深い学びをして、5歳のチコちゃんをギャフンと言わせください。